Völuspá 34

Þá kná Váli
vígbönd snúa,
heldr váru harðgör
höft ór þörmum.

そして強いワーリが 闘神たちに対して転じ、
さらには堅くなった 腸の枷。

そして、強靭なワーリが、殺人の罪を犯した神々に立ち向かい、
腸の手枷はより堅牢になった。

定格の半分しかない、非常に短い節である。この節が存在しない版もある。そのわりには、他の節に比べて頭韻が綺麗に入っている、と個人的には思う。

「腸の手枷」は意味不明だが、腸で出来ていることを度外視して「手枷」だと考えれば、この節の内容は明らかである。すなわち、(法を司る)ワーリが実行力を伴い、検挙率が向上した、ということだろう。 harðgörrは単に手錠が材質的に「強固」であるというに留まらず、ワーリの締め方が「きつい」という意味に取った方が正確かもしれない。

それにしても、なぜ腸なのだろうか。まあ、楽器の弦に使われるくらいで、強度的には手錠として十分通用するだろう。

スカルド詩のDarraðarljóð(ダルラザルリョーズ)の第2節は次のようになっている。

Sjá es orpinn vefr ýta þörmum ok harðkléaðr höfðum manna;

人間の腸と頭で織り成す様を見よ。

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