Völuspá 33

Þó hann æva hendr
né höfuð kembði,
áðr á bál of bar
Baldrs andskota;
en Frigg of grét
í Fensölum
vá Valhallar.
Vituð ér enn – eða hvat?

彼は今まで手を洗った 頭を梳かなかった。
既に針からの葬送積を持っていた。 バルドルの敵対者は。
そしてフリググは泣き咽び フェンサリルにおいて
ワルホルルの災厄について。 
まだ知ること、あるいは何か?

彼は、未だ手も洗わず、髪も梳かしていなかった。
バルドルの敵は、すぐに針葉で火葬場を組んだ。
ワルホルル(戦死者の館)の災禍を聞くと、
フリググは、フェンサリル(沼の家々)で泣き濡れた。
他に何を申しましょうか?

結びでわかるように、27~33節までは「アース族の欠陥」についての知識を巫女が披露している。すると、やはり30節のワルキリャ云々は、かなり浮いていると言わざるを得ない。

前半はイマイチ意味のとりづらい部分である。 いや、ホズルが手や頭を整えなかったのは確かなのだが、誰の「手と頭」なのだろうか。普通に考えるとホズルの手と頭なのだろうが、なぜホズルが手や頭を手入れする必要があるのかが説明できない。ホズルは飛び道具でバルドルを殺したので、返り血等は浴びていないから、自分の身形を整える必要はないはずである。þváに「死体を洗う」という意味があることもあわせて考えると、バルドルの手と頭である可能性は高いだろう。つまり、「正式な葬儀の手順を踏まずに、いきなり荼毘に付した」ということではないだろうか。なぜ、そんなことをする必要があったのかは想像の域を出ないが、死体を見られたくは無かっただろう。

あるいは、この「彼」はワーリの可能性もある。

後半は、回りくどい表現だが「バルドルの死を彼の母が悼んだ」という大意で間違いないだろう。

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