Völuspá 22

Heiði hana hétu
hvars til húsa kom,
völu velspáa,
vitti hon ganda;
seið hon, hvars hon kunni,
seið hon hug leikinn,
æ var hon angan
illrar brúðar.

彼女はヘイズルと呼ばれている 彼女が訪れた家々では、
よく予言の当たる予言者  彼女は杖に魔法をかける。
彼女は予言した、彼女が出来るところではどこでも、 彼女は魂を予言し、演じた
彼女は常に喜びであった 悪い花嫁。

ヘイズルなる巫、
予言を能くし、魔法を能くした。
方々の家を訪れては、霊を降ろし、
病める女たちに安らぎを与えた。

前節の第21節以降、ek(一人称:私)は出てこず、「思い出す」のも「知っている」のもhon(3人称:彼女)になる。つまり、文体が、一人称から三人称へと変化しているのは明らかである。だから、Henry A. Bellows 版などは、、三人称を”I”に変換して、一人の巫女がずっと語っているという設定を崩さないようにしている。 この節で見たように、「巫女の予言」は憑依文学とでも言うべきジャンルなので、こういうのもアリなのだろう。あるいは2節~20節までが巫女ヘイズル憑依中文体で、21節以降はヘイズルから聞いた話、という考えも成り立つ。あまり推測が多くなってくると何を言っているのかわからなくなるので、ここら辺で切り上げるが、私の解釈としては、少なくとも21節以降の「ヘイムで初めての戦争」中は、ヘイズル(の霊)が語っているという立場である。

ところで、20節でまとめたノルニルのプロフィール(実質的な内容は8節だが)と、2節で出てきた巫女のプロフィールはどこか似ていないだろうか?「アース族に仕えるヨトゥン族の女」である。運命を刻むか、運命を告げるかの違いはあるが。

1節の後半のシーンは、死者の父たるオーディンが、死んでるヨトゥン族の巫女を呼び出し、魔法で無理やり運命を語らせている、と解釈する向きもある。そうだとすると、親ヨトゥン、反アースの視点になるはずだが…。

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this: