Völuspá 14-16

14.

Mál er dverga
í Dvalins liði
ljóna kindum
til Lofars telja,
þeir er sóttu
frá salar steini
Aurvanga sjöt
til Jöruvalla.

さあ今こそドウェルグ族の ドファリンの血筋
系譜の子孫を ロヴァルまで数よう。
探すものたち  岩石の家より
沼地の席 ヨルウェルリルの。

前半は、これからドワリンの子孫の名前を順番に列挙しよう、ということ。素直に解釈すると、11節で挙げられたドワリンさんのことだと思われる。

後半はよく分からないが、このドワリン一族の”謂れ”を詩的に表現しているのだろう。

15.

Þar var Draupnir
ok Dolgþrasir,
Hár, Haugspori,
Hlévangr, Glóinn,
Dóri, Óri
Dúfr, Andvari
Skirfir, Virfir,
Skáfiðr, Ái.

ドラウプニル、 ドルグスラシル、
ハール、ハウグスポリ、 レーワングル、 グローイン
ドーリ、 オーリ、 デューヴル、 アンドワリ、
スキルヴィル、 ウィルヴィル、 スカーヴィズル、 アーイ がいた。

前節の予告通りドワリン一族の名前を列挙している節のようである。ただ、冒頭の「ドラウプニル」は、とても有名な黄金の腕輪の名前なので、果たして今までの固有名詞も全てが人名だったのかな、と疑わしくなってくる。まあ、ここはドラウプニルも含めて全員人名と考えるべきだろうけど。

16.

Alfr ok Yngvi,
Eikinskjaldi,
Fjalarr ok Frosti,
Finnr ok Ginnarr;
þat mun æ uppi
meðan öld lifir,
langniðja tal
Lofars hafat.

それは記憶されるだろう 人間の生と同じ長さ、
遠き祖を数える ロヴァルが。

ロヴァルが謡う彼の遠い祖先の名前は、
人類の歴史が続くかぎり、記憶に残るだろう、

前半は、引き続き祖先リストの続きで、後半はこのリストの締めとなっている。まあ、現状を鑑みるに、人類史が続く限りこの詩が消えることは無さそうなので、なかなか慧眼と言えるかも知れない。

このリスト作成者が前出のロヴァルという事になっているが、このロヴァル氏は果たしてドウェルグ族なのだろうか?私には、どうも実在の人間のように感じられる。なにしろ、このリストは人間の記憶に残るのだから。といっても、13節にもあるように、先祖の時点では確実にドウェルグ族だったらしいので、やはり、「そもそも、ドウェルグ族が何なのか」という問いには容易に答えが出そうにない。

ところで、「雪靴と霜」、「見つける者と裏切る者」というのは、なにかしら意味がありそうにも読める。「裏切り者」と「霜」はどちらも害悪であるが、「見つける者」と「雪靴」は、それらの対策ともとれるので、意図的に対立する要素を並べているようだ。

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